【10月から5月】宮城県のカレイ投げ釣りについて。場所は?餌は?時期は?

私のYouTube動画ではいくつかカレイ投げ釣りの動画を公開しているが、「ここはどこですか?」、「いつからなら釣れますか?」といろいろ質問をいただく。場所については言及していないが、普通に検索したら出てくるようなポイントでしかやっていない。本当のお気に入りポイントは動画でも公開していないです(笑)今回はよくある質問について解説していこうと思う。

独断と偏見で解説します。取捨選択・真偽判断は自己責任でお願いします。また近年は水温の変化が激しく状況が変わる可能性があることもご理解お願いします。

【基本】カレイが釣れるような場所は?

カレイは砂や泥が入り混じり適度に根やかけ上がりがある場所に生息している。なので根掛かりが激しく、そこを探ってオモリやラインが傷つくような場所にはあまりいない。かといってサーフや港内の泥地に投げれば絶対釣れるというわけでもない。多少の根やかけ上がりがある場所に餌をいれないとかなり可能性が低くなる。できる限り遠投しゆっくり探って仕掛けが止まるような場所を狙う。砂混じりだと分かりやすいが、泥だとそのまま仕掛けが埋もれかけ上がりと勘違いする可能性もあるので注意。餌が全くなくならない、魚っ気がないなら投入箇所を疑ったほうがいいかもしれない

時期について

宮城県はサイズを問わなければ年中カレイが釣れる。ただ高水温期は他の魚が交じるのと基本深場へ移動するので、陸っぱりから狙うのは難しくなる。それでも20cm-30cmぐらいのカレイは釣れたりするので宮城はほんと魚影こいんだなと感じる。宮城県のカレイが釣れだすのは10月ぐらいで5月ぐらいまでなら良型カレイを狙うことができる。しかし近年は10月でも水温20度以上のことも多いので牡鹿半島を可能な限り南下し深場を攻めたほうがいいかもしれない。フグが多いので餌は多めにもっていく。以下は10月から5月までについて独断と偏見で紹介する。

10月・11月

この時期はまだ水温高めでフグや花鯛といったエサ取りが多い。漁港に行けばルアーで青物を狙う人やサーフでもヒラメとコチといったフラットフィッシュを狙う人も多いだろう。餌を付けては投げているのに10秒でフグに瞬殺されるといった状況に多く遭遇するだろう。ハリスから切られることもあるので予備のハリは必須だ。ただ油断できないのはこの時期でも良型カレイが釣れる可能性はあるということ。50cm以上でましたーとか第一報が聞ける可能性はある。余裕があるならワンちゃんを夢見てこの時期から攻めるのをオススメする。ただし水温高めの餌取りの猛攻は避けられないので自己責任で(笑)また狙うなら過去の経験上朝マズメがオススメ。

12月-1月

近年は水温下がるのが遅く、12月になっても10月11月と変わらない状況だったりする。15年以上前なら低水温時期の初期にあたり12月初旬まではカレイ釣り、中旬以降は夜のアイナメ釣りをしたものだが、近年はそこまで考えなくてもよさそう。月末でも水温14度とかだったりする。とはいえ、12月は12月。場所によってはフグがだいぶへり、花鯛はいなくなる可能性が高い。浅い場所だとフグは多いかもしれないが、それなりに水深があり水温が低めであれば餌取りの猛攻は回避できるだろう。ただし12月初旬と月末ではかなり状況が違ったりするので釣果情報などを参考に場所選びをしたほうがよさそうだ。長ったらしい説明をしてしまったが、結論この時期にカレイ釣りをするのはオススメ。良型や座布団ガレイが釣れる可能性は充分にあると言える。

1月-2月

餌取りがだいぶ減り、餌代が節約可能な時期に入る。産卵後のカレイもポツポツ釣れ始める頃だろう。あるいは産卵シーズンど真ん中で釣れないなんてこともあるだろう。しかし、この時期は座布団ガレイが狙える&餌取りも少ないので喜んで釣りに行きたい時期。2月の夜なら真鱈(マダラ)も釣れたりする。釣り場も比較的人が少なめで快適に釣りができる。またカレイではないが、夜のアイナメ釣りが最高に面白い。

3月

花見ガレイと呼ばれる季節に。この時期は産卵後に暴食するカレイが増える頃だったりする。釣れたカレイのお腹はぺちゃんこになっているというのも珍しくない。夕マズメに砂地帯を狙えば良型のイシガレイが連チャンするということも!夕方から夜にかけて釣れることが多いので日が沈んだあとも油断は禁物だ。お昼を食べてゆっくり夕方だけ狙いに行くといった釣りも可能である。朝マズメももちろん釣れるが、個人的には夕方にいい思いをした経験が多い。終日釣りできるならしたほうがいいが、どうしても数時間しか釣りできないという方は夕方から暗くなる頃までをオススメする

4月-5月

この時期はマコガレイの実績ポイントに通いたい。大量の青イソメをつけちょい投げでマコガレイを狙う。肉厚の美味しいマコガレイが連発するなんてことも!?極厚の防寒着だと脱ぎたくなるほどには暑くなる時期、かといって暑すぎないし、偏西風も落ち着き快適に釣りができる。しかも釣れるのでマコガレイを狙うならこの時期をオススメする。

餌について

宮城県で買える餌は主に青イソメ、イワイソメ、ユムシである。それぞれ以下のように使い分けてたりする。

青イソメ

マコガレイを狙うなら必須の餌とも言える。房掛けして大きく見せちょい投げ〜ちょい遠投でカレイを狙う。マコガレイを釣るなら必ず持っていく。カレイ全般よく釣れるのでオールシーズン使える餌である。

イワイソメ

遠投するなら必須の餌。いい匂いがでてる。2本針りの仕掛けで上はイワイソメ、下は青イソメみたいな感じで匂いと動きで誘ったりする。必ず買っていきたい餌だが高価なのでお財布と相談しながら買うと良い。また遠投しないとポイントに入らないような場所では、イワイソメ1本だけ付けて遠投を試みるのもいいだろう。遠投するなら必須と言える。

ユムシ

大型のイシガレイを狙うならこの餌は必須と言える。また餌取りにも非常に強く青イソメだと釣りにならないといった状況下でも青イソメよりかは耐えてくれる。大型のアイナメも釣れることがあるのでとにかく大きい魚を狙いたい場合はユムシを併用するといいだろう。小さい魚はいらんということであればユムシオンリーな釣行も面白い。

カレイが釣れる時間帯

カレイは時合と呼ばれる潮の動き始めのタイミングで餌を捕食する傾向がある。逆に言えばカレイが多くいるポイントでも、カレイの捕食スイッチが入らなければ釣れない。これを理解しないと「この場所はカレイは釣れない」といった結論になってしまうことがあるので注意。本来はカレイ釣れるんだろうけどたまたまタイミングが合わなかったぐらいに思っておこう。

場所選びについて

宮城県はカレイの魚影が濃く、松島エリア、石巻・牡鹿半島エリア、南三陸エリアであればどこでも釣れるチャンスはある。Google検索すると某大手Webメディアに取り上げいるカレイ実績ポイントが出てくるが、そのような場所で充分である。それよりも場所に合わせて適切に遠投・近投できるか、餌をこまめに変えるか、かけあがりに入っているか、時合をのがしていないかが重要だったりする。

でもやっぱり場所を教えてほしいという欲求はあるだろうからヒントを書く。

イシガレイを釣りたい

サーフ近隣の漁港や堤防、サーフに入り砂地帯を攻める。秋なら朝方、春なら夕方の潮止まり前後2時間は集中する。砂地帯かどうかはGoogle Mapの衛星写真で確認可能。白っぽい感じだったり浅瀬な感じならまぁ砂地帯だろうw いい感じの場所を見つけたら某Webメディアなどから過去の釣果情報にカレイがヒットしたら釣れる可能性大。

マコガレイを釣りたい

泥地帯の港内を探る。ゴツゴツとした根が荒い場所では釣りしない。餌は青イソメを使い大量投入する。シーズン中いつでも釣れるが春の夕方は絶好のチャンス。Google Mapの衛星写真でおおよそ把握可能+某Webメディアの過去の釣果情報も参照すれば良い。衛星写真を見た時に水深が深そうだったり、漁港付近に大量のテトラ、磯が多い場合は根が荒い場所だったりする。