【クエ釣り入門】根掛かりの外し方

大型クエ釣りをするときラインの太さは100号前後を中心に使います。100号前後ともなると、人の力では引っ張って破断することはできずラインカッターなどで仕掛けの根本を切断する必要があります。タックル周辺でぶちんと切り、海中にラインを残すのはNGです。次に釣りする人が仕掛けを絡めてしまいます。

この手の釣りをする人にとっては常識な内容を紹介するのですが、こういった情報はネットではあまり出回っていないため参考情報として残しておこうと思います。どなたかのためになれば幸いです。

手で引っ張って切れる限界

ちなみに根掛かりした際にラインブレイカーなどで破断できる限界はナイロン40号、PE20号ぐらいかと思われます。それも結び目は手で結んでいた場合です。ナイロンはのびるため、水深があり力が分散されるような場所は切りづらいこともあるので自分で色々ためしてみることをおすすめします。ナイロン60号をぶっこみ釣りのリーダーとして使用していたこともありますが、根掛かりすると切れず変なところで切れるのでぶっこみ釣りのリーダーは40号にしています。

使い方は事前に覚えておくこと

釣り場に行く前に必ず家で練習しておくことをおすすめします。安定している陸でできないことが、不安定ましてや夜釣りで周りが見えなかったり、潮のながれのある環境でできるわけがありません。かならず練習してラインが切れる仕組みをおぼえておくことをおすすめします。

定番のラインカッター

ガルツのリターンカッター、ディープシャークやダイワ ラインカッターリターンあたり選択肢となります。ディープシャークは一時廃盤となり入手困難でしたが最近再販されました。

予備は必須です

万が一の根掛かりや不意の落下や破損させてしまった場合に備えて、ラインカッターは最低2つは持っていきましょう。

Tsurimushaから発売したディープカッターも買ってみた

まだ実釣で使っていないので、はっきりメリデメを伝えるのが難しいのですが、部屋で試した時の感想を書きます。

特徴はバネを利用したカッターでおさえであるピンを外しバネの力で道糸を強く巻き込み切断する構造となっています。バネがラインを抑えてくれるので多少の力で切れるのと、おそらく真下で根掛かりした際は一番切りやすいんじゃないかなと思います。これは大きなメリットになりそうですね。あと比較的コンパクトなのかなと思います。

一方でデメリットは専用の替え歯が必要なのと、構造が他のラインカッターよりバネやネジなどの部品が多めのためどこか壊れると使い物にならなくなるんじゃないかなという不安があります。個人的には2つ目の予備カッターとして持つのがいいのかなと思ったりします。

【追記】ディープカッターを使用した感想

率直に言って大変満足しています。扱いやすさ、手返しのよさがダントツでいいです。ストレスなく切れます。まだナイロンでしか試してませんが、PEぐらいな全然きれると思います。シーハンター100号だと分かりませんが(笑)メリット・デメリットを簡単にまとめます。私は大変満足しているので、これを2つ持っていこうかなと思います。

メリット

  • 他のラインカッターよりダントツで切れやすいので、かなり時短になった
  • ピンを外すだけなので、引っ張って歯を当てるといったことをしなくていい
  • 正しくセットされているときは道糸の途中でラインを傷つけるといったことはおきない
  • 他のカッターはうまくラインテンションにフィットしないと切れないことがあった
  • バネを利用して切るので、入水角度に限らずどの方向からでも切れる
  • 気持ちコンパクトなのでパッキングしやすいかも

デメリット

  • 専用の替え歯が必要
  • パーツが多いので、どこか1つでも部品が壊れるとおそらく使い物にならない
  • 万が一ラインが切れなかったとき、引っ張って回収できるかは運次第になりそう(これは他のカッターでも同じだが)

ライン通過中は歯がバネで抑えられ上部にあるため、ピンがはずれない限り中途半端なところで切れたり傷つけてしまうということが起きにくい。

ラインカッター用のタックルは事前に準

備しておく

基本ルアーロッドなどにラインカッターをセットします。クエ釣りの一環としてラインカッター用のタックルも準備しておくことをオススメします。時合に根掛かりをしてしまい、あわててラインカッターを準備するなんてことはないようにしましょう。

ラインカッターのタックル

基本はルアーロッドでOKですが穂先がやわらかいと扱いづらいのでロックショア用のXH以上がオススメです。2本つなぎなら、ただ2ピースであれば根本側だけで短くて硬いので扱いやすいためXHもいらないと思います。しかしライン絡みなどで糸が出にくかったりするので個人的には普通につなげて使うことが多いです。

ラインはPE12号以上、最低でも8号をオススメします。万が一ラインカッター側が根掛かりした際にもPE20号あれば回収率が高まります。またリーダーを入れるとリーダー自体が伸び縮してクッションな役割になってしまい力が伝わりづらいのと、なかなかラインカッターが水中に落ちていかないためおすすめできません。

ラインカッターにつけるオモリは50号ぐらいを使用します。最低でも40号ぐらいないとなかなか海中に入っていかずちょっと扱いづらいです。

ラインカッターをする前に外れないか入念に悪あがきを!

ラインカッターを使うと根本から切断できますが、海中に仕掛けを残すことになるので最終手段としたいところです。なんども竿をあおったり、色んな角度から強めに引っ張るなど数分はもがいてください。

そもそも根掛かりを予防する

エサ交換などで仕掛けを回収するときはそのまま巻かず、板バネから竿を外し大きく竿をあおり可能な限りまっすぐ元から引きはなします。こうすることである程度根掛かりを回避できます。めんどくさがって板バネに固定したまま巻くと、仕掛けが根に入り込み外れなくなるのでオススメしません。

また捨て糸を使う場合は捨て糸自体に傷がついていないか回収毎に確認し怪しかったらすぐ交換します。捨て糸の長さも地形によって長さを調整しましょう。

クエ針もあまりにも根掛かりが多い場合はネムリ針を使用します。

根掛かりの外し方

まず根掛かりしているラインをめいいっぱいテンションをかけておきます。このテンションはラインを切るまでゆるめず張っておきます。ラインにラインカッターをいれます。このときラインがガイドなどに絡んでいないか入念に確認します。確実にラインがはいっていくだろうということを確認したら、ラインカッターを水中へと落とし込みます。落下中はラインカッター側は糸を出し続けてください。途中でテンションをかけてしまうと中途半端なところで切断されてしまいます。テンションをかけているほうのラインは時々小刻みにゆらしてあげることでスムーズにラインが入っていきます。根掛かりしているところまでラインカッターがはいると糸の出がとまります。そのあと大きくあおって切断完了です。切断後はラインカッターが根掛かりしないよう優先的に回収に集中しましょう。

ガイド絡みしていないか?

ライン回収後は途中に傷がないか確認する

回収後はラインに傷がないか確認し傷があればそこから下は切断しましょう。こうするとラインが結構減ってしまうので予備のラインも必須ですね。

さいごに

この手のはなしはマニアックであるためなかなか情報が出回りません。ベテランの方があえてブログなどで解説するといったこともしないため、周りにこの手の釣りをする人がいないと苦労されるかと思います。そういった人のために、こういったマニアックな情報も時々ブログに残しておこうと思います。